Battleship Craft(艦隊)

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番外編 戦艦大和と第二水雷戦隊

 沖縄に向けて出撃する戦艦大和と第二水雷戦隊。先頭は軽巡洋艦矢矧。他の駆逐艦は、特にどれがどれとは決めていません。


戦艦大和、戦艦武蔵



 上:戦艦大和 / 下:戦艦武蔵と空母鳳翔


第一航空艦隊

 赤城、加賀、飛龍、蒼龍、利根、筑摩、駆逐艦4隻。


ルンガ沖夜戦


ルンガ沖夜戦

ルンガ沖夜戦

 日本海軍にとって最後の一方的勝利と言われている海戦。この海戦に参加した市来俊男さん(「海軍反省会」にも登場している方で、海戦当時は駆逐艦陽炎の航海長)の講演を聞きに行ったことがあります。水交会主催で、幹事は平間洋一さんでした。
 資料を読み込んだり、史跡・戦跡に行くなど十何年も自分なりに歴史を勉強してきたのですが、ふと「そういえば、実戦参加した方の体験談を聞いたことが無かった」と気付き、妻が見つけた講演会に参加した次第です。
 内容としては「血沸き肉躍る」ような武勇伝ではなく、淡々と事実関係を語っていくだけ。正直なところ若干拍子抜けしたのですが、自らの戦歴を敢えて誇らない控えめな態度がいかにも「スマート」な海軍兵学校出身者らしいと感じました(そういえば、三笠保存会の式典やツアーでお会いした他の旧海軍の方々も、スーツの着こなしも上品で品のあるご老人という感じでした)。
 最後の方で市来さんが「陽炎に配属されてからは毎日が厳しい訓練の連続で、時には嵐の中で訓練用魚雷を泳いで取りに行かされたこともありました。こうした訓練と、その訓練を共にした仲間がいたから、あのような不測の事態でも対応できたのだと思います」と仰っていたのですが、この「日頃の訓練の積み重ねが大事」という当たり前のことが勝った理由だという感想は、単純ながら非常に重みのあるものでした。