1823年〜1901年。清の政治家。太平天国の乱の際に淮軍を組織して反乱軍と戦う。その後は直隷総督、北洋大臣など要職を務め権力を掌握。国内に進出してきた列強を相手に優れた外交手腕を発揮した。明治28年、日清戦争で清国が敗北すると講和交渉の全権に任じられ、下関条約に調印した。戦後は一時失脚し、義和団事変でも全権として諸外国との交渉に当たったが、辛丑条約を締結後まもなく病没した。