東郷神社は福岡県福津市にもあります。JR福間駅からバスで約20分、津屋崎バス停を降りてからさらに徒歩20分。車が無いと少し大変です。
津屋崎バス停から見た日本海海戦記念碑。神社近くの山頂に建てられたもので、地元の獣医師が私財を投じて建てたそうです。この日は時間と体力がなかったため、近くまで行かずに遠くから望遠で撮影しただけですが。
神社に向かう途中の津屋崎中央病院近くで見つけた「東郷公園」と書かれた石碑。よく見ると島村速雄揮毫の石碑でした。この石碑の情報はネットや書籍でも見当たらなかったため、駅からタクシーで神社まで移動していたら見落とすところでした。
東郷神社は前述した島村揮毫の石碑から徒歩(山道登り)約15分の所にあります。
敷地内には乃木神社から奉納された棗の木があります。水師営の棗の木の三代目とのこと。
宝物館の前に展示されている三笠の砲弾(左)と、主砲砲身の一部。砲身は戦前から展示されていたものですが、太平洋戦争直後に他の大砲と共に溶鉱炉へ投入されそうになったところを一部だけ保存を願い出て許可されたそうです。
この後ろにある宝物殿には、三笠の探照灯、ロヂェストウェンスキーを捕えた駆逐艦「漣」への感状、東郷ら日露戦争従軍者の関連資料が展示されています。ちなみに、宝物殿内部は撮影禁止となっています(ネット上で時々内部展示物の写真を見かけますがルール違反です)。入り口の張り紙などを見て頂ければ分かると思いますが、神社側も資料保護にだいぶ配慮されているようなので、これから見学される方はその点もご考慮下さい。