東郷平八郎が渡米した際にビーフシチューのレシピを持ち帰り、海軍料理として作られたものが始まりと言われています。「海軍肉じゃが」のページで紹介しているように、英国留学から帰国した東郷がビーフシチューを食べたいと炊事係に依頼したことが「肉じゃが」誕生のきっかけになっています。そうとうビーフシチューが好きだったんですね。
今回は 長崎県栄養士会HP を参考にして作ってみました。
☆材料
牛肉・・・・・・・・・・・・・・300g
じゃがいも・・・・・・・・・2個
人参・・・・・・・・・・・・・・1本
玉ねぎ・・・・・・・・・・・ ・2個
スライスニンニク・・・・・適量
ドミグラスソース・・・・・・1/2缶
スープの素・・・・・・・・・1個
水・・・・・・・・・・・・・・・・・200cc
赤ワイン・・・・・・・・・・・・100cc
小麦粉・・・・・・・・・・・・・・適量
ウスターソース・・・・・・・少々
カラメルソース・・・・・・・少々
醤油・・・・・・・・・・・・・・・少々
バター、油・・・・・・・・・・適量
塩、こしょう・・・・・・・少々
砂糖・・・・・・・・・・・・小さじ 1
☆作り方
@ じゃがいも、人参は食べやすい大きさに、玉葱は薄切りにする。牛肉には小麦粉、塩こしょうを少々まぶしておく。
A 鍋に油を引き、スライスを軽くいためてから牛肉を入れる。塩こしょうで下味をつけ、表面に焼き色がついたら、ワイン、小麦粉を加え手早く炒める。玉葱は別のフライパンにバターを引いてあめ色になるまで炒める。
B 鍋に玉葱、水、固形スープの素を加え、1時間ほど煮込む。その後、人参、じゃがいもを加えてさらに井時間ほど煮込む。
C 鍋で材料を煮込んでいる間にカラメルソースを作る。小鍋に砂糖40g、水大さじ2を入れ、強火でかるくゆすりながら砂糖を溶かす。そのまま煮詰めて濃いあめ色になったら火からおろし、水大さじ2を少しずつ加えながら鍋をゆするようにしてのばす。
D 野菜が火に通ったら、ドミグラスソース、しょうゆ、カラメルソースで味を整えて出来上がり!
今回はカレーのようにそのままご飯にかけて食べることにしました。
どちらかというと、ハヤシライスに近い味でした。・・・・・と、ここで「ところで、ハヤシライスとビーフシチューって何が違うんだ??」ということが気になり、さっそく調べてみました。その結果、
ビーフシチュー : 角切りの牛肉をデミグラスソースで長く煮込む。
ハヤシライス : ハッシュドビーフをご飯にかけたもの。
ハッシュドビーフ : 薄切りの牛肉を炒めて、デミグラスソースでさっと煮た料理。
ハヤシライスもハッシュドビーフも、どちらも和製料理とのこと。また、ハヤシライスは丸善の創業者 早矢仕有的(はやしゆうてき)が明治初期に考案したとの説があります。ちなみに「海軍食グルメ物語」(高森直史 光人社)によると、海軍には米ヘンに林で「ハヤシライス」という造語もあったそうです。