奉天へ

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 この日は朝8時に大連駅を出発し、列車で瀋陽(旧奉天)へ向かいました。

  

大連駅のホーム。写真を取り忘れたのですが、大連駅の外観は日本の上野駅と似ています。


座席は日本のグリーン席にあたる「軟座」。


 車窓から見た風景。南山付近?


大連駅から約20分で金州駅を通過。この数分後・・・・



  列車の乗員さんが実演販売を始めました。口上が中国語なので、何を言っているのか全く分かりませんでした。でも、値段を言うときだけなぜか日本語で「ジュウゲン(10元)」。

最初の商品は「光るボールペン」。

 何がすごいのかさっぱり分からない商品だったのですが、乗員さんは床にペンを置き、それを何度も思いっきり踏みつけて強度をアピールしていました。このパフォーマンスには乗客一同大爆笑。この他、音楽が鳴ったり綱渡りをするプラスチック製のコマ、尖った竹串で引っ掻いても破れない(?)靴下が販売されました。どれも10元で安かったということもあり、ほとんどのお客さんが購入していました(僕は買っていませんが・・・)。ガイドさんによると、中国国内の列車ではほとんど同じ物が売られているとのこと。もう少しマシな土産品はないのでしょうか? あと、この列車のトイレはとても汚く、「あんな物を売るよりも、トイレをもっとキレイにしたほうがいいんじゃないかなぁ。売上金で改装すればいいのに・・・」と言うお客さんも多かったほどです。



  大連から約2時間。得利寺付近の風景。収穫後の高粱(コーリャン)畑? 金州から得利寺あたりは山が低く、木もほとんど生えていない閑散とした風景が続いていました。


 途中、大石橋あたりから雪景色になりました。この数日前から降り始めたようです。写真は首山駅通過後の風景で、画面左側の山が「首山」。100年前に激戦が繰り広げられ橘少佐が戦死した首山堡はこの辺りだと思われます。


遼陽会戦中の首山




多分、遼陽〜沙河の辺り。


 瀋陽駅に近づいた頃、乗務員が窓のカーテンを全部閉めに来ました。薄いカーテンなので少しは外が見えたし、特に見られて困るような物もなかったような気もしますが・・・。12:05分、目的地の瀋陽駅に到着。そして、


 瀋陽北駅で吉野家発見! この時は狂牛病騒動で日本では牛丼の販売が中止されていました。ここでは牛丼を販売していたのか、それがちょっと気になりました。 

 

このあと駅前でバスに乗り、市内観光に向かいました。